2022年05月26日

烏山椒(からすざんしょう)のハチミツのジェラートができました。

5月も後半…夏日も増え、初夏のような陽気になってきました。

ツバメも巣作りに忙しく通りをせわしく飛び交っています。 

季節も一気に進み、梅雨前のまだ湿気が少ない暑さに店前のバラの花がなじみます。

烏山椒(からすざんしょう)

烏山椒(からすざんしょう)と言っても余り聞き慣れない草木ですね。

烏山椒は7月から8月に咲く、ミカン科サンショウ属の落葉樹です。

この木は、外来種ではなくれっきとした日本在来種です。ただ、人の背丈くらいの木が多いサンショウとは違い、15mもの大木になる木です。

ただこの木は中身がスカスカなので建築材料にはならず、幹がトゲトゲしていて触ると痛いので、林業業者の人たちからはあまり歓迎されていない木のようです。

烏山椒のハチミツ




7月、この「カラスサンショウ」が咲くと、ミツバチたちは花蜜を、必死になって集めて来るので、養蜂家の方は大変です。

もちろん樹木の花なので、年によって流蜜(花蜜の分泌)する量は異なりますが、大量に流蜜することが多いのが特徴です。

その烏山椒から採ったハチミツは、独特な風味とコクがあります。

少しクセのあるハチミツと言ってもいいかもしれません。

そこで、静岡の養蜂家の桜井さんから分けていただいたこの「烏山椒のハチミツ」でジェラートを作ってみました・・・そのジェラートは、個性的で正にハチミツといった味わいに驚いてしまいました。  

ハチミツのジェラートは、地元の桜から採った「桜のハチミツのジェラート」と「レンゲのハチミツのジェラート」の二種類を売らしていただいて、それぞれおいしさの個性があったのですが、この「烏山椒のハチミツのジェラート」はとてもインパクトがあってびっくりです。 

お客様が召し上がって「これは、正にハチミツだ!」と感激してくれました。

ハチミツのジェラートが、三種類になってしまいましたが、こんなに花によって味が違うのに今更ながら驚いています。

ピスタチオのジェラートも三種類・・・同じ品名でも、その素材によって変わることを楽しんでいただければ、幸いです。

「烏山椒のハチミツジェラート」は、静岡市丸子の桜井養蜂場さんでお求めになることができますので、是非一度お召し上がり下さい。  


Posted by アリア  at 21:09Comments(0)ジェラート